レンタルサーバーのCron機能とは?
当サイトのプラン比較表でも顔を出すCronですが、知らない方もいらっしゃるようなので今回はこのCron機能について説明をしたいと思います。
プラン比較表の下の方に毎回記載しているCronですが、もう少し詳細に書くと実はCronの登録は何個までとか、Cron機能を使う間隔が10分に1回・・といったルールが各レンタルサーバーで決まっています。
Cronを簡単に説明すると『プログラムの実行の予約』といったものCronを使うことでできます。
たとえていうなら、何時何分にこの処理をしてねという”予約”です。
Cron機能とは違いますが、予約の身近なものだと目覚まし時計とかがそうですね。
何時何分に起こして!と。
Cronにはなぜルールがあるの?
ところでなぜ10分に1回といったルールがあるのでしょうか?便利な機能ならそういった制限がなくてもいいような気がしますよね。
このCron機能はプログラムしだいではさまざまなことができてしまうので、それを頻繁に処理をそれも大量な処理を数秒に1回なんてやられるとサーバーに負荷がかかってしまい、他のサーバーの利用者の迷惑にもなります。
あまりにサーバーに負荷をかけるような迷惑な行為をした場合は、サーバー契約を解除される場合もありますので、利用される方は他の利用者の迷惑にならないように心がけましょう。
Cron機能の使用例
メール送信
使い方はいろいろありますが、多くの人が利用している1つとして、メールの自動送信です。
Cron設定によってメールを定期的に送ることが可能になります。メールを利用している人で、定期的にメールがくるのは、もしかするとCron機能が使われているかもしれませんよ。
メモ
法人やビジネス向けのレンタルサーバーでメールに強いCPIサーバーは、Webサーバーとメールサーバーを分けているので、メール送信などの負荷がかかる場合であってもwebサーバーの方は関係なく利用することが可能ですし、その逆にwebサーバー側で急激なトラフィックがある場合であってもメールの送受信は問題なくできます。
このように通常メールの送信はサーバーに負荷がかかるので注意をしないといけません。
自動更新
Cron機能でもっとも多いのがサイト・ブログの自動更新です。
サイト・ブログはある程度鮮度も大事ですが、毎回定期的に更新するのも大変ですし、他のサイトを作ったり忙しくなってくると放置してしまうことは普通にあります。
しかし、Cron機能を使うことで、たとえば毎月1日と15日にある設定をしておいてサイト・ブログの自動更新したりといった方法もあります。また、月末にデータの集計をする場合はそれをCron機能でやってしまえばいちいち手動で計算をしてサイトにアップする必要もなくなりますし、何より月末の集計の数字が一瞬で切り替わるわけですから。
それではもう1つすごく使える使用例として・・
自動バックアップ
バックアップをCron機能を使って毎日0:00や、毎週月曜日に自動でバックアップをとるなんていうこともできますし、これはすごく便利な機能です。
最後に
最初のうちはあまり使わないCron機能かもしれませんが、サーバーに慣れてきてふと「そういえばどこかのサイトでCron機能っていうのが何かあったなぁ」となんとなくでも思い出していただければうれしい限りです。